最近学んだことの1つに「押しの一手」がある。
うちのネパール人学生がアルバイトでいつもお世話になっている弁当工場がある。
最近、新たに3人のネパール人をお願いしようとしたところ、今は人が足りているからと人事の人に断られてしまった。
私たちは困ってしまい、他のアルバイト先を探した。
近所のスーパーやガソリンスタンド、ホテルや病院など10ヶ所くらい電話したがいずれも雇用には繋がらなかった。
ネパールの学生3人も日本に来て2ヶ月が経ち、お金がかなり厳しいようで、泣きそうな顔をしていた。
それを見るのも辛かった。
そんな矢先、弁当工場で働くうちの卒業生の女性が、弁当工場の次長に直接かけあって、ネパールの学生3人の雇用を懇願した。
すると、もう一度面接してくれることになり、結果、彼ら3人は雇用されることになった。
卒業生が、後輩のために放った「押しの一手」がそれまでの流れを変えたのだ。
1人の行動によって、3人の運命を変えたのだ。
これはとても大切なことだ。
一度ダメでも、諦めずにふたたび働きかける。
強い思いは人を動かし、目の前の不可能にみえることすらも変えてしまう。
今後の人生、「押しの一手」を大切に生きていこう。

水をあげる私